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2018年 09月 12日 ( 1 )

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 「国民党の部隊は、井岡山をめぐる6つの県の主な都市や町を、みな守っていた。われわれは、この地方に到着してから、井岡山を基地としてソビエトを建設し、ここから革命をたえず広い地域へ拡大していく方針を決定した」


 この決定は、朱徳軍がこの山岳地帯に到着した直後の共産党の会議で、採決された。朱将軍は、この会議のことを、「反革命がはじまって以来、もっとも重要な党会議」だったと、かたっている。会議は、革命の歴史を概観し、遠大な計画を作成し、革命戦の戦術と戦略をうちたてた。毛沢東は、中国革命戦の5つの基本的特質を指摘したが、これこそ、採決された軍事戦略と政治戦略を決定する基礎になった。


 第一に、――毛沢東によると、中国は、不均衡な政治的発展をもつ半植民地国家である。
すなわち、海岸および河川に沿った少数の近代都市にいる2,3百万の工業労働者が、おくれた半封建的諸条件のもとで生活している数億の農民と共存している。

 第二に、中国は豊富な資源をもつ広大な国家である。中国は大革命を通じて、革命の種子をまいてきたが、それはすでに、工農革命軍となって、芽をふいている。

 第三に、反革命的ブルジョアと封建的地主階級を代表する国民党が、国を支配している。
国民党は、帝国主義列強の財政的援助と、軍事的援助をかちえた。まもなく公式承認をえるだろう。国を支配していることによって、国民党は膨大な人力をおさえ、武器を確保することができ、それをもって、人民と、人民の武装勢力に対する無慈悲な闘争をおこなおうとしている。

 中国革命の第四の特質は――と毛はいう――、革命軍が弱体であることであり、かつ現在の位置が山岳地帯にあることである。しかもその山岳地帯の諸条件は、おくれて不安定な状態で、強力な基地になっていない。食糧、衣服、兵器、その他の資材の補給は不確かで、革命軍の戦術と戦略はこのような情勢に左右されるだろう。

 第五の特質は、土地革命と指導を共産党がおこなっていることである。このことこそ、農民に支持された革命軍が存在し、拡大し、かつ敵の攻撃に抵抗することができる理由である。

 毛沢東は、そのときにのべたことを、その後も書いている。すなわち、革命軍が存在し、かつ拡大することができたのは、革命軍の隊列が土地革命から出ているからであり、また、指揮官と下級兵士が政治的にまとまっていたからである。これに反して、国民党と地方軍閥の軍隊は、土地革命に反対し、農民からまったく援助を受けることができず、隊列はたえざる政治的意見の対立でばらばらに分裂していて、その結果、将校は、兵士や下士官を奮起させて、死をかえりみずに戦わせることができなかった。

 以上のような分析を承認して、共産党の会議は、闘争の基本原則を定式化した。それは情勢の変化に応じて、しばしば修正されはしたが、基本的な方針は数年間同じであった。朱徳は、軍事的戦術を若干の基本的思想に要約した――

「敵が進めば、われらはしりぞく。「敵が宿営すれば、われらはかく乱する。「敵が戦闘をさければ、われらは攻撃する。「敵がしりぞけば、われらは追撃する。



by far-east2040 | 2018-09-12 09:00 | 第6巻「土地革命の開始」改編