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日本軍と傀儡軍に対する武装解除 『偉大なる道』第12巻②ー5

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 8月10日夜の12時、朱将軍はその後の歴史の流れを変えた七つの命令の最初の分を発令した。


 第一命令は、八路軍と新四軍の全部隊と、解放区の全抗日兵力にむかって、都市や交通路線に駐屯する近辺の日本軍と傀儡軍部隊に対し、一定時間内にあらゆる武器の引き渡しを命ずる書面を送付することであった。それを拒むものは即時撃破する。命令はまた、日本軍または傀儡軍がおさえていたあらゆる場所を占領して、緊急軍事管理の下におくこともいっていた。これらの処置に違反するものは反逆者として扱う。


 8月11日8時に朱将軍は第二命令を発表した。その書き出しはこうだった。


「中国領土内で戦うロシア赤軍と協力するため、ならびに満州における日本軍および傀儡軍の降伏を受理する準備として、私は次のことを命ずる」


 以下4項の命令がのっていた。朱将軍配下の旧東北軍3軍と八路軍の1軍は、内蒙古、河北省、山東省、満蒙境界のそれぞれの現駐屯地をはなれて、ただちに満州に進出する。


 前記東北軍のうちの1軍の司令官は、青年元帥張学良――1938年1月以来蒋介石によって囚人にされていた――の弟の張学思だった。


 その1時間後に、朱将軍は第三命令を出し、綏遠の賀竜将軍配下の軍と内蒙古の聶栄臻軍に、北進して外蒙人民共和国と協力するよう命じた。外蒙軍は宣戦して、北方から日本軍を圧迫していた。最後に命令書は「降伏をこばむあらゆる日本軍および傀儡軍部隊を撃滅せよ」と命じていた。


 1時間後に出た第四命令は、賀竜将軍を山西省内のあらゆる抗日兵力の司令官に任命し、省内のすべての日本軍と傀儡軍部隊の武装解除を命じた。


 その30分後の第五命令は、鉄道沿線または交通要地付近のあらゆる抗日部隊に日本軍と傀儡軍を「無条件降伏するまで」攻撃することを命じ、「こばむものを撃滅する」ことを指令した。


 8月11日に出た第六命令は、朝鮮人司令官武亭と副司令官たちに、指揮する八路軍をひきいて満州に入り、「敵を撃滅し、満州の朝鮮人を組織し、朝鮮を解放する」ことを命じた。


 「8月12日18時」づけの第七命令は、八路軍と新四軍のすべての部隊に以下のことを命令した。敵から奪回したあらゆる都市または場所に、緊急軍事管理を施行すること、捕虜の収容所を指定すること、戦争犯罪者と反逆者を逮捕し登録すること、兵器廠、倉庫、工場、学校兵営などを含むあらゆる軍事施設や公共施設、重要な戦略的場所などを管理保護し、そうした場所の出入りの自由を厳重に制限すること。同様にまた船舶、列車や軍用車輌、埠頭、郵便局、電話や無線局を接収し、厳重な軍事監視をおこなうこと、あらゆる軍用および商業用飛行場とその施設を管理すること、秩序を維持し住民を保護し、反動分子、残存する敵スパイ、反逆者を監視し、そうした分子を軍事的に処断すること、あらゆる地方抗日組織と武装団体を地方防衛司令官の指揮下におくこと。



 第七命令はあらゆる抗日兵力にむかって、敵または傀儡分子の隠匿、武器の分散その他の行為をした者を厳罰に処することも命じた。「裏切り商人たち」の「買い占めや故意の市場操作」を厳禁し、食糧・水・石炭・電気を統制する。


 これらの命令によって何百万の人々が行動にうつったが、一方延安の朝鮮独立連盟と日本人民解放連盟は各地の支部に打電して、朝鮮人と日本人兵士や住民に、抗日中国人民軍に降伏するよう呼びかけることを命じた。



by far-east2040 | 2019-09-21 09:00 | 第12巻「偉大なる道」改編