香港労働者の勝利 『偉大なる道』第4巻①ー3

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朱将軍が、中国全土を熱狂の火でつつんだ、中国人による外国の帝国主義に対する最初の勝利について語ったとき、声はふるえていた。

広東の孫逸仙政府はストライキ基金として20万ドルを送り、多くの中国人の将軍たちも巨額の金を出し、全国の労働者もわずかばかりの金をささげた。

ソ連の労働者たちは彼らのために金をあつめ、イギリス労働党は、下院においてこの香港罷業問題をとりあげた。


香港労働者の勝利は、中国人民と国家の解放運動における中国労働者階級による最初の烽火(ほうか)だった、と朱将軍は言明した。

あらゆる中国人労働者は、これによって火をつけられた。
このストライキ中には、京漢線の従業員も罷業した。
2日後にこの鉄路ストライキはおわり、1ヵ月につき1元の賃金引き上げと、労働組合運動の芽生えとしての労働者団体をもつ権利をみとめさせた。

鉄路ストライキの指導者と、香港ストライキの主要指導者のなかに共産党員がいた。


「インドそのほかの植民地国家でも同じように」と朱将軍はいった。
「わが中国の労働運動も、決して、単なる経済闘争だけに落ち込むことはしなかった。
もちろん、賃金引き上げ、時間短縮、労働者の人間的扱いなどのために闘いはしたが、同時に、出発点から政治的なものでもあった。
軍国主義と帝国主義に抵抗する道にすすんだ。

それも共産党によって指導されたからできたことだ」


朱徳が上海につく1ヵ月前、つまり1922年5月1日に、中国の労働運動の生みの親である鉄路労働者たちが、第1回の全国労働大会の呼びかけをした。
この大会は、秘密裏に上海でひらかれたのだが、委員会を選出して、ただちに全国の労働者の組織にとりかかるという仕事を託した。
歴史的声明も発表して、職業別組合に反対して産業別組合とすることを提唱し、そして、1日8時間労働、労働者の人権尊重と教育機会の付与、笞刑その他工場における労働者虐待の廃止を要求した。



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by far-east2040 | 2018-07-21 09:00 | 第4巻「探求」改編